バツ
素直じゃなかった私が経験した不幸について書いていきたいと思います。


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堕天使
堕天使
昼ドラよりもドロドロした私の人生。
毎日がどん底。
こんな私に、幸せな日は
来るのでしょうか?

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アパートにて<2>
私の母に言われて、やっとヒロシは出かけた。
市役所は徒歩10分ほどなのに、
1時間以上もかかって彼は帰って来た。
ヒロシはいつもそうだ。
時間にルーズで私をいつもイライラさせていた。

ヒロシは白紙の離婚届を私に差し出した。
自分の欄を記入してから渡すのが常識だろうと
思ったけれど、私は一日も早く離婚したかったから、
何も言わず自分の欄を記入した。

手が震えてなかなか自分の名前が書けなかった。
一日も早く離婚したかった。
だけど、自分にバツが付くのが許せなかった。
矛盾しているかもしれないが、
真面目に生きてきた私にとって
離婚は許されるものでは無かった。
どんな事があっても、一度結婚したら
一生添い遂げるのがフツウだと思っていたから。

ヒロシは悲しそうに私の事を見ていた。
離婚届を書き終えた私はとても晴れやかな笑顔をしていた。
これで私を縛っていたモノは何もなくなる。
今まで私はヒロシのために生きていた。
なのに、私は彼のせいで傷付いた。
だから、これからは自分のために生きようと思った。




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